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8月ただの観光旅行記 ~DAY 6(後編)& DAY 7合併号~

 合併号なのですが、まあ書くことがない。
 あと写真もすごく少ない。
 この期間、高速ばかり走っているので、
 あんまりおもしろエピソードもない。
 のっけから改行が多いのは誌面をごまかす戦略だい。

 前回のテンションぶち上がった状態で楽しんでいる黒部ダム編とは一変して、ここからはちょっと旅のコーディネーターだった自分的にも頭の痛くなるパートに入ります。
 6日目の目的地は群馬県藤岡市というところです。
 翌日に埼玉に用事があるため、県境にほど近いところで一泊しようという感じなのですが、もうほぼお盆期間になってくるので、とかく関東圏のちょうど良さげな宿が予約できませんでした。

 長野県から群馬県というと、色々と「名道」とされるドライブウェーを走れるものなんですが、黒部ダムで15時近くまで楽しんだこともあり、宿に向かうまであまり猶予がありません。長野で蕎麦を食べたりもせず、SAもトイレ休憩程度にザクザク進みます。

 ついでにいうと宿の夕食もない素泊まりなんですが、このへんの事情はもうちょいしたら明らかになります。
 一応、妙義山付近のルートを通る高速ということもあり、同乗者と「あれかなー」「これかなー」と言いながら走る車中。実際にけっこう奇岩地形が続く道なので、見ていて面白いではあります。夏なので日暮れが遅い分、こういうのが堪能できたのはありがたいです。(冬なら暮れてた時間帯)

 ちょうど日没をやや過ぎた19時前後、藤岡に到着しました。「隠庵 ひだ路」でいただいた朝食(美味しくて、やや食べ過ぎたくらい)を最後に、まともに一食を食べておりません。なんなら、自分については飲み物くらいしか口にしておりません。
 宿の夕食なし、というのを伝えていたので、地域のけっこう規模大きめなスーパーにナビを入れて、各自夕食を購入……。

 そして宿泊地である「ゆとり100% HOTEL Cu 藤岡」へ……
 えー、このお宿ですが1,000 坪の敷地にこれね16 部屋しかないんだ。五つの建物を廊下でつないだね、純和風の数寄屋造りなんだよ? それをね、やれね、経世会がね……

 ……という水曜どうでしょうネタはさておき、こちらのお宿について興味のある方は検索していただくとして、駐車場に到着する前からなんか外観で分かる「ラ」からはじまり「ホ」で終わるタイプの宿泊施設が、ちょっぴり業態変えましたという感じの施設。予め分かっていたことなので、同行者にも伝えてありますが……。
 そんなお部屋ということもあり、あまり二名一室というのはちょっと(キングサイズのベッドひとつとソファーしかない)ということでこの日は珍しく一人一室。

 せっかくのオートロックなんですが、どうもドアノブが貧弱っぽくて不安になりつつ入室。
 わあ、広い。
 画像とか検索してもらうとある程度分かりますが、実際に広いです。
 キングサイズのベッドに、二~三人掛けのソファー、マッサージチェアまであれば、大きめのサイドボードの上にはそこそこデカ目のテレビ(VODも観放題さ)が鎮座。それでも歩いていて余裕があるくらいには広いです。洗面周りやお風呂あたりがしっかりしているのも元ラブホ(もう言っちまったな)ならではなのでしょうか?
 基本夕食の提供は設定にないお宿なのでそういうものでしょうが、部屋に電子レンジありというのは素泊まりだと助かりますね。
 スーパーで買った惣菜類を温めて、ちょこちょこぱくつきながら、キングサイズのベッドの上でバラエティ番組をザッピング。なんか逆に贅沢なひとりの時間って気がする。
 面白そうなリアルタイム番組がなくなってきたので、今度はなんか面白そうなVODがないかと色々探してみます。序盤からワイルドスピードシリーズがあったので、ええやんとテンション上がったんですが、まあ中盤から異常な量現れるパチスロ紀行系の番組よ……。せめて釣り紀行なら見たんだけれども、マジで途中からはそれ系しかない……。
 というわけで寝るまでのお供にワイルド・スピードの何作目かを流しつつ途中終了させて就寝。たぶん、MAXかMEGA MAXあたりだったと思います。

 で、翌日。

 埼玉で姉の結婚した旦那さんの両親との顔合わせです。
 会ってみるまで「粗相ないようにせんとなー」というたぐいの不安はありましたが、いざ顔を合わせると実家に帰ったくらいの楽さというか、ラフなもてなしで「あー、地元の田舎っぽくてちょうどいいー」ってなりました。(失礼かも
 昼食はお会いした相手側さんに、坂戸の「けやき」という肉料理屋さんでごちそうして頂きました。赤身中心のお肉を丁寧に味付けしてありまして、自分みたいな少食でもあまり胃の負担を感じずに食が進みます。こうなってくると白ごはんがとにかくうめえんですよ……。この旅では珍しいくらいばくばく入りました。とても良い感じの老舗(入りにくいということはなく、地域に愛されカジュアルに長く続いている感じ)のお店屋さんでしたね。
 お腹いっぱいになったところで、相手方のおうちで再度挨拶をしたのち、宿泊地まで向かいます。

 本日の宿泊地は西伊豆
 なぜかというと、まあ前日の元ラブホ同様、伊豆系は西伊豆以外ほぼ全滅でした。いろんな妥協はありましたが、次は漁師民宿ということもあり結構食には期待できるのではという感じがあります。

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海老名SA

 道中、高速渋滞の都合でナビに従い東京の街中を走ったり、いざ休憩だと入った海老名SAのクソみたいなひとの多さで逆に体力を奪われたりしたものの、関東圏を抜けてくると、静岡方面に向かうこともあり高速の景色も海沿いに近づいて楽しくなっていきます。
 海老名SAについてはもうちょいハイシーズン外して、短めの距離を走る気で来ればもうちょっと楽しめたであろう気がしますし、ただのトイレ休憩目的には高機能であるがゆえに、その楽しさを満喫できないところがあってこの辺はもうちょい上手く回したかったなあという反省ですね。
 静岡で一般道に入り、国道1号線という文字にきゃっきゃする一行。(九州出ないと国道は3号線からしか存在しない)
 とはいえ、意外と距離がある西伊豆への行程。伊豆あたりを通っていると面白げなロープウェイだかリフトだかが動いていて、くっそくっそここで一泊してえというロープウェイ厨の謎の嫉妬が騒ぎはじめますが、まあ泊まれぬものは仕方なし。確か、ラジオで夏の甲子園の「沖学園(南福岡) 対 大阪藤陰(説明不要)」を流しながら走っていましたが、強豪相手で初回からボコボコの展開もあるかと思いきや、先発の石橋くんが力強い速球中心のなかなか良い投球していて、途中までこれは番狂わせあるのではと期待したものの、最終的には大阪桐蔭の強力打線に押し切られちゃいましたね……。

 さて、伊豆の西側方面は割と切り立ったところが多く、その間に点々と小さめのビーチが並ぶような感じになります。福岡にいるとなかなか見ることがない地形なので面白いのですが、地元で子どもを泳がせたい親御さんには大変なのかもなあ、と思うような感じ。時期柄というのもありますが、スーパーの駐車場は満員、レジは長蛇(まあでもこのへんは実のところけっこう流れる)です。

 必要なものを必要なだけ購入すると、その日のお宿に向かいます。

 宿泊先は「民宿 三楽荘」さん。西伊豆地区の雲見温泉にその居を構える漁師民宿さんです。

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部屋から見たやべえほどの情緒

 まあ、筆者については釣りが趣味ということもあり(旅行ブログなってんぞ釣行記まだか貴様)とまあ心無いブログ自己批判はさておき、漁師民宿というのは「明確に魚が新鮮」「都心部のひとからすると有り得んほどのコスパで刺盛りが出る」というところで、とってもとっても大好きです。

「ホスピタリティだあ? 静寂だあ? 知らん!!」という、これぞ漁師民宿な勢いで、懐かしの配膳用エレベーターなんかも使いながらガチャガチャ配膳されてくる(意外にも部屋食)料理は、見た目にも忙しそうですがひとつひとつが出来たてあったか。

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海の幸の饗宴


 はい、勝ち確定っすね。二名でこの舟盛りもなかなかのもんですが、サザエもアワビもカニもありまっせ。そして基本全部が全部美味しいです。配膳が容赦ないので、届いたものを食うタイミングは自分で考える形にはなりますが、それもまた楽しい。
 舟盛りのメインのお魚さんはなんていってたっけなあ……。確かマダイではないんすよね。あの時期だとやや旬が終わっているので……チダイかそのあたりだっけかなあ……。

 基本的に美味いものしかないのでグルメリポートは特にないです。「サザエ、あ、うま!」「煮付け、あ、うま!」くらいの感じで、「お、刺し身に醤油をちょんちょんし、口に含む! うめぇ~~!!」、そこからちょっと置いて、ほらやるわよ、お得意の、煮付けをご飯にちょんちょんちょん「ご飯が進むしうめえ~」で終わる。(ドボォ
 量的に食べきれないくらいの夕食を提供して頂きました。こちらとしては嬉しい限りですが、お宿に対しては同時に申し訳ない。
 まあこの時期に二名の二食で計1,5000 円を切ったはずなので、ほんとうに漁師民宿のコストパフォーマンスには頭が下がる思いです。利益が適切に出てれば良いんけどなあと思うので、個人的には、こういう価格帯で生存戦争することになるよりは、地域でこのシーズンの価格帯を高めに決めても全然行く宿って印象でした。

 この合併号から地味に「富士山周辺編」に入っているのですが、初日はまあ完全に半端(完全に半端とは)な天候で、一切その姿をお拝めませんでしたが、実は翌日も静岡メインなので、富士山がね……えっとね……うんとね……観られ……。

 察して欲しい。

 いやあ、静岡にはいっぱい美味しいものがありますね!!

 せ~の、次回はガチでヤバいくらいに美味しいですぞい!!!

 この旅一番のお気に入り宿「浜名湖の料理民宿 ないとう」さんが登場します。乞うご期待!!